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2018年11月3日掲載 |
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写真は「枚岡自然と文化愛好会」の提供です。 |
生駒山麓を秋が通り過ぎてゆきます。忙しさにかまけていたら、いつの間に
か秋が終わってしまうことに。みなさんは今年の秋を満喫されましたか。五感
で季節を受け止めることが日本人の心身の保養に必要なようです。この写真
集をきっかけにして、急いで秋を探しにお出かけください。
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芭蕉も登った旧街道(暗越奈良街道) |
見上げる(枚岡梅林)クリック:拡大 |
古く奈良時代から、摂津・河内と
大和の国を結んだ暗越(くらがりごえ)
奈良街道。暗峠(くらがりとうげ)を越え
たら大和盆地が一望にできます。
さて、写真の夫婦らしいお二人は
、どこまで登っていくのでしょう。
この道は、俳聖・松尾芭蕉も通り
ました。元禄7年の旧暦9月9日、ち
ょうど重陽(ちょうよう)の節句の日。
その時に詠んだ句が伝わります。
菊の香に くらがり登る 節句かな
今のカレンダーでは、10月中旬
にあたります
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晩秋の雨(枚岡神社) クリック:拡大 |
山麓の街道周辺は秋色
に染まっています。ハイカ
ーが一番多く訪れるのもこ
の季節です。でも、鮮やか
な赤や黄の絨毯(じゅうたん)
の上を歩けるのは、その期
間でもほんの一瞬。地元の
人は、ひと目でわかるので
上を歩くのがはばかられる
美しさです。
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国道308号を登る(暗越奈良街道=国道308号) |
ツーリング(国道308号) クリック:拡大 |
この暗越奈良街道は、ま
た別の一面をもっています。
国道でありながら、急勾配で
道幅が狭いため酷道(こくどう)
と皮肉られています。しかし、
それがかえって冒険心を湧か
すのでしょうか。自転車・バ
イク・自動車で峠越えに挑戦
する若者が絶えません。
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家路へ(豊浦) クリック:拡大 |
峠付近は街道100選の
石畳の道があり、峠の茶屋
で一服もできます。若者にも
楽しめるスポットです。しか
し、夜間は街灯がなくヘッ
ドライトだけが頼りの道。日
暮れまでに降りてくるのが
安全です。事故なく家路に
ついてほしいもの。
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古老桜が淋しそう(枚岡梅林) |
トレーニング中 ワン(枚岡神社) クリック:拡大
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秋色もしだいに深まる
と、紅葉も残り少なくなっ
てきます。透いた空間に
クモの巣のように黒い枝
が張り、秋の空がのぞき
ます。散歩の人の服装や
ワンちゃんのベストからも
寒気が近づいているのが
伝わります。
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彼方へ(枚岡梅林) クリック:拡大 |
枚岡の森から大阪平野が一望
できます。日没の光景は天下一
品。でも、夕焼けの空をどう表現
すればいいのでしょうか。紫から
赤や黄色までいろんな色がみつ
かります。茜色、朱鷺色、朱色、
山吹色・・・。
時々刻々と色調が変化して、つ
いに答えがみつけられません。
綺麗(きれい)という月並みな言葉
に落ち着いてしまいそう。
写真にはアベノハルカスのはる
か上空に、ぽつんと機影が見えま
す。“彼方へ”の題が示すように、
うら悲しい晩秋の一コマです。
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新会長 湊 守雄さん
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写真提供:「枚岡自然と文化愛好会」
国定公園の指定を受ける生駒山麓
は、大阪府下では数少ない自然の貴
重な地域として広く知られています。
府民はもとより、府外からも四季の
移り変わりを求めて、登山やハイキン
グ等に訪れます。
「枚岡自然と文化愛好会」は、生駒
山の四季と、そこに悠久の昔から鎮
まる枚岡神社の神事、行事を写真等
をもちいて記録に残し、我々の大切な
文化として、次の世代に伝えることを
目的としています。
会長 湊 守雄
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写真提供:枚岡自然と文化愛好会 編集:楢よしき 校正:駒
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