|
2019年6月30日掲載 |
|
写真は「枚岡自然と文化愛好会」の提供です。 |
生きている私たちが、明日への希望や未来への見通しをもっていないとな
れば、それは羅針盤と海図をもたない船と同じになってしまいます。暗闇の
中で進む不安と、襲いくる絶望は容易に想像がつきます。太古から人は、祈
ることで安心と希望、そして生きる勇気を得てきたのでしょう。その祈りの最
も根源にあるのは、人それぞれに「美しく生きたい」という願いではないかと
思われます。みなさんは、いかがお考えですか。写真を観賞しながらこのテ
ーマに迫ってみてください。
index
|
|
|
神津嶽神域(枚岡神社) |
木漏れ日(慈光寺) |
|
上の二枚の写真は、知る人ぞ知る生駒山の聖地です。左は神津
嶽(かみつだけ)の神域に至る道。頂上は、枚岡神社創祀の地で、
神津嶽本宮です。いにしえの昔、古河内湾や瀬戸内海、淡路島
を一望にして祭祀が営まれていました。
右は、髪切山慈光寺(じこうじ)※。河内西国霊場24番目
の札所。役行者(えんのぎょうじゃ)ゆかりの寺です。
人々は山中で、何を願い何を祈ったのでしょう。この場に佇
めば、祈りの声がどこからとなく聞こえてきそうです。
※奈良街道暗峠越え←クリック |
二の鳥居造替(枚岡神社)
クリック:拡大 |
枚岡神社では、平成の大修理が進み、
令和になった今も続けられています。
写真は、二の鳥居の大修理※のよう
すを示す記念的な一枚。祈りの伝統を
引き継ぐ意志が、幾多の困難を乗り越
えて修理・保存を前に進めます。
現代の願いと古代の人々の祈りと願
いは、根本のところでつながっているよ
うな気がします、
※平成28年9月竣工
二之鳥居・斎館 竣工祭←クリック |
|
|
上に戻る←クリック
|
|
無病息災祈願(枚岡神社)
|
夏の装い (枚岡神社) |
上の写真は、茅輪(ちのわ)
くぐりのワンショット。長く続
く列と、みんなの神妙な表情
がうかがえます。これは夏越
の大祓(なごしのおおはらえ)※
の神事の光景。厳しい夏を無
事に越せますよう、家族が健
康でありますようにと、皆さ
んの願いが伝わります。
※夏越の大祓←クリック
|
|
ハイキング(枚岡公園)
|
展望台(枚岡公園)
クリック拡大 |
親子でハイキング。楽しい会
話が弾んでいるようです。「お
母さんが大好きだよ」と子ども
たちの声、「元気に育ってね」
のお母さんの声が聞こえそう。
対照的に、展望台の写真は静
かな二人の世界。街の遠望は、
二人で歩いてきた遠い道のりを
象徴しているようです。
みなさんには、二人の会話の
声が届きますか。
|
|
上に戻る←クリック
|
③変わらぬ美への憧れ
|
夕景(花園中央公園) |
美しいものへの憧れは、人の本性でしょうか。夕景の美しさ
は、太古の時代から同じように人の心を揺さぶってきたにち
がいありません。おわら風の盆※の手踊りの優美さと、胡弓
などの音曲の響きに、老若男女を問わず魅了されます。 |
おわら・情念の艶 (枚岡神社)
クリック拡大 |
私たちは、健康で過ごした
い・快適に過ごしたい・健や
かに育ちたい・穏やかに暮ら
したい、美味しいものを食べ
たいなどと思っています。人
の願い、希望、夢や憧れは、
美しく生きたいという、究極の
ところは「美意識」につながっ
ているのでは?みなさんはど
うお感じになりましたか。
※枚岡神社燈明祭←クリック |
|
|
上に戻る←クリック
|
|
新会長 湊 守雄さん
|
写真提供:「枚岡自然と文化愛好会」
国定公園の指定を受ける生駒山麓
は、大阪府下では数少ない自然の貴
重な地域として広く知られています。
府民はもとより、府外からも四季の
移り変わりを求めて、登山やハイキン
グ等に訪れます。
「枚岡自然と文化愛好会」は、生駒
山の四季と、そこに悠久の昔から鎮
まる枚岡神社の神事、行事を写真等
をもちいて記録に残し、我々の大切な
文化として、次の世代に伝えることを
目的としています。
会長 湊 守雄
|
|
|
<シリーズ バックナンバー>
|
上に戻る←クリック |
写真提供:枚岡自然と文化愛好会 編集:楢よしき 校正:駒
|
↑上に戻る
|
|
ご意見・ご感想をお願いします。 一番下をクリック ↓ |
|
トップページに戻る |
|