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2020年8月5日掲載 |
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写真は「枚岡自然と文化愛好会」の提供です。オリジナル作品は
近鉄奈良線枚岡駅の両ホームの待合室に展示されています。 |
前回の49号は、新しい年の幕開けを寿ぎました。しかしそれも束の間で、世
界はコロナウイルス蔓延の事態を迎えました。我々としては突然の出来事に思
えます。しかし、科学者に言わせると“大いに起こることだった”といいます。
さらに6月・7月に、アジアは豪雨に襲われました。これも地球温暖化の現象の
一つだそうです。私たちと自然との関係を考え直す時期なのかも知れません。
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30周年ライトアップ 布団太鼓 枚岡神社 |
車窓の祭 秋郷祭 クリック:拡大
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写真は、枚岡神社の秋郷祭
で活躍する布団太鼓の雄姿
です。きらびやかで躍動感の
あるその姿を、今年は見るこ
とができません。
老若男女がいまかいまかと
待ち焦がれた秋祭りは、全国
的な自粛の波に沈んでしまい
ました。
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祭り日和 秋郷祭 クリック:拡大 |
祭りが中止の一方で、神
官によって神と自然への祀
りが粛々と執り行われます。
こちらは“雨が降ろうが槍
が降ろうが”続けられます。
今年は不幸にして、祀りと
祭りは一体になりませんでし
た。しかし祀りのある限り、
祭りがなくなることはありま
せん。来年まで私たちは力
をたくわえましょう。
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②芸能を育んだ神域
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奉納太鼓 枚岡神社 |
風の盆 枚岡神社 クリック:拡大 |
天の岩戸の前で踊ったといわれる天
鈿女命(アメノウズメノミコト)の伝承が物語
るように、神社と芸能は切っても切れな
い関係があります。
古くは雅楽、舞楽、能、狂言など、神
前で演技し、神様に喜んでもらう意味が
あったのでしょう。
神域は、時代時代に様々な芸能を育
む培地のような役割を果たしました。
こうして、神と人々がともに笑い喜ぶ
姿が綿々と続いてきました。
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夏越大祓 枚岡神社 クリック:拡大 |
今年の奉納の数々は取りや
めとなりました。しかし、神社
はこれからも門戸を広く開けて
大衆芸能を受け入れることでし
ょう。早く、人々の歓声や笑い
が境内に響くことを願います。 |
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③災禍を乗り越え
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夢・宇宙基地 花園中央公園 |
ドリーム21の夕日時 クリック:拡大
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子どもたちの姿が消えてし
まったドリーム21や大型遊
具場のラガーステーション。
いつもはにぎやかな施設は
、今や魂が抜けたような状
態に。しかし、災禍はコロナ
ウイルスの蔓延だけではあ
りません。
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早歩き 枚岡神社 クリック:拡大 |
かつてない豪雨が日本列島
を襲っています。自然の猛威
の前に、自然をねじ伏せてき
たこれまでの人間の生き方が
問われます。先人たちの、自
然を敬い自然とともに暮らす
過ごし方から学ぶ必要があり
そうです。安全で豊かな未来
を子どもや孫達に引き継ぐた
めにも....。 |
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新会長 湊 守雄さん
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写真提供:「枚岡自然と文化愛好会」
国定公園の指定を受ける生駒山麓
は、大阪府下では数少ない自然の貴
重な地域として広く知られています。
府民はもとより、府外からも四季の
移り変わりを求めて、登山やハイキン
グ等に訪れます。
「枚岡自然と文化愛好会」は、生駒
山の四季と、そこに悠久の昔から鎮
まる枚岡神社の神事、行事を写真等
をもちいて記録に残し、我々の大切な
文化として、次の世代に伝えることを
目的としています。
会長 湊 守雄
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<シリーズ バックナンバー>
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写真提供:枚岡自然と文化愛好会 編集:楢よしき 校正:駒
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