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2021年1月22日掲載 |
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写真は「枚岡自然と文化愛好会」の提供です。オリジナル作品は
近鉄奈良線枚岡駅の両ホームの待合室に展示されています。 |
ワクチンが早いとか遅いとか、副作用があるとかないとか、世情騒然のよ
うすです。でも、目の前の出来事に一喜一憂するばかりでなく、ここは落ち
着いて視線を遠くに向けませんか。枚岡の杜は、私たちに静かに語りかけ
てくるように感じます。
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「ともしび」 枚岡神社 |
科学の世界では、光が誕生したのはビッグバンで宇宙が
誕生したあとのこと。138億年前は高温高圧の真っ暗闇。
それから38万年も経ったころ、光が今のようにまっすぐ
進めるようになります。いっきに宇宙全体が晴れ上がり、あ
たりを見渡せるようになりました。といっても、我々の太陽
や地球が出現する遥か以前のことだそうです。 |
「杜の風景」枚岡神社 クリック:拡大
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さて、神話の世界では、旧約聖書
で、神が天地創造の第一日目に「光
あれ」と命じたことになっています。
多くの国々では光と熱を与える太陽
が最高神と位置づけられています。
我が国の神話では、天照大神が最
高の神格を持って崇められているの
はご存じの通りです。
枚岡の杜では、太古から変わらぬ
光が降り注ぎ、夜の境内にはささや
かな明かりが灯されます。
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「灯し火の時」 枚岡神社
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この世に光が無くなればどうでしょう?恐竜全盛期に、隕
石衝突で出来たチリで空が覆われました。地表に光が届か
なくなった結果、恐竜は絶滅しました。光の偉大さを思わず
にはいられせん。 |
「輝き」枚岡神社 クリック:拡大 |
現在はコロナ禍で、社会は暗
い雰囲気に覆われています。
社会の輝きを取り戻すには
どうあれば良いのでしょう。
困難に陥りながら他人から見
えづらい方々が多く居られます。
いまこそ火を灯し、社会の隅々
を照らし、身近で苦しむ人を助け
合える世の中でありたいもの。
あまねく人々を照らす太陽神
の心にあやかって。 |
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② 本物の豊かさ
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「二の鳥居竣工式」 枚岡神社 |
「桜舞う」 枚岡神社 クリック:拡大 |
新型コロナウイルスは“COVID-19”
と名付けられたのはご存じでしょう。
中国の山岳地帯深くで、ひっそりと
コウモリと共存してきたのに、乱開発
が奥深く進み、偶然に人間に取り込
まれてしまいました。
“COVID-19”にとっては大迷惑。ど
う生きていいかわからず、変異種を生
み出しながらもがいています。
この事態は、地球温暖化とともに、
物言わぬ自然から私たちへの警鐘と
感じます。
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「家族でお散歩」 枚岡神社 |
「おゝわん公 」枚岡神社 クリック:拡大 |
古代から枚岡の杜では、連
綿と自然を敬い共生を守って
きました。縄文時代以来の自
然との向き合い方です。
もうこのへんで、人間の都
合だけで自然を攪乱するや
りかたを改めねばなりません。
子どもたち孫たちに豊かな
世界をバトンタッチしたいもの
です。
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「立ち上がる」 枚岡神社 クリック:拡大 |
新たなウイルスの出現と、パ
ンデミック、ワクチン開発の永
遠の悪循環からの離脱は、誰
か偉い人がしてくれるわけで
はありません。私たちの日々の
暮らし方にかかわってくるから
です。どう立ち上がればいいの
でしょうか?
自然の美を感じ、自然からの
声なき声を聴くところから始め
ませんか。 |
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新会長 湊 守雄さん
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写真提供:「枚岡自然と文化愛好会」
国定公園の指定を受ける生駒山麓
は、大阪府下では数少ない自然の貴
重な地域として広く知られています。
府民はもとより、府外からも四季の
移り変わりを求めて、登山やハイキン
グ等に訪れます。
「枚岡自然と文化愛好会」は、生駒
山の四季と、そこに悠久の昔から鎮
まる枚岡神社の神事、行事を写真等
をもちいて記録に残し、我々の大切な
文化として、次の世代に伝えることを
目的としています。
会長 湊 守雄
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第17回枚岡自然と文化写真展 令和2年11月17日~23日
東大阪市民美術センターにて
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<シリーズ バックナンバー>
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写真提供:枚岡自然と文化愛好会
編集:楢よしき 校正:駒 SE:クニヒコ
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