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2021年8月24日掲載 |
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写真は「枚岡自然と文化愛好会」の提供です。オリジナル作品は
近鉄奈良線枚岡駅の両ホームの待合室に展示されています。 |
こんなにもコロナウイルスに翻弄されるとは、正直思いませんでした。
みなさんはいかがですか。生き物の種類が数々あるなかで、最も小さく、単
独では生きられない生命体に、全世界が恐慌状態です。人間は何でもでき
る地球の支配者だとの驕りがあったのでは...。当面、命を守る感染症対策
に全力を出しながらも、自然と真正面から向き合う暮らし方を、模索してい
かねばなりません。
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茅渟の海 (大阪湾) |
夕日瓢箪山駅 クリック:拡大 |
自然対人間と、両者を対等
に考えることがあります。
これは人間としては、かなり
新しい感覚でしょう。自然の力
が圧倒的だった縄文時代には
、自然を畏れ、生かされている
感覚があったようです。
夕日に映える写真を見て「あ
っ美しいなあ」で終ってしま
うのか、自然への畏敬を感じら
れるのか、問われる時代に...。
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神に奉納 (枚岡神社) |
炎の舞 (枚岡神社) クリック:拡大 |
神話に、天照大神が天岩戸
に隠れ、地上が闇に包まれる
くだりがあります。天鈿女(ア
メノウズメ)が情熱的な踊りで天
照の気を惹き、神々の力でふ
たたび地上に光が戻りました。
この話の根底には、日食現
象への人々の畏れがあります。
生かされていることへの感謝
が神への祈りにつながります。 |
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② 自然への感謝
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躍動 (秋郷祭) |
老いも若きも、晴れやかな笑顔で祭りに参加しています。
晴れとは、古代の「ハレ」からきています。儀礼や祭など
非日常的な日のことです。それに対し「ケ」は日常のこと。 |
準備はいい (秋郷祭) クリック:拡大 |
ハレの日にはお酒や御馳走
が振舞われました。最近はハ
レとケの区別がなくなり、食
物はいつもハレの状態。日本
の歴史上かつてなく、自然の
恵みの有難味が薄れがち...。
祭の先行きにも、ちょっと不
安がよぎります。
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③ 自然に生きる
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染められて (生駒山麓) |
夕日に照らされる子ども。遅くまで外で遊んでいて。お家
の人から「早く帰って来なさい」と叱られた経験のある方も
多いはず。それほど子どもは、外遊びが好きでした。 |
お家に帰ろう (花園中央公園) クリック:拡大
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童謡に、「♪夕焼け小焼けで日が
暮れて...おててつないで帰りましょ。
カラスといっしょに帰りましょ。」や
最近の「にんげんていいな」の歌に
も、「♪夕やけこやけで またあした
またあした」の情景が登場します。
ひるがえって今の多くの子どもたち
は、自然から遠ざけられているので
はないでしょうか。自然は五感で感
じるもの。子どものうちから自然に親
しんでほしいですね。 |
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桜公園との架け橋 (枚岡公園) クリック:拡大 |
橋は古代から、不思議な力
をもつと信じられてきました。
世界をつなぎ、別の世界へ
渡れます。コロナの暴れる世
界からコロナの収まった世界
へ。異常気象の地球から、持
続可能な地球へ。自然の声を
聞かない社会から、自然と共
存する社会へ。橋を架けるの
はだれあろう、わたしたちの
世代の役目でしょう。 |
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新会長 湊 守雄さん
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写真提供:「枚岡自然と文化愛好会」
国定公園の指定を受ける生駒山麓
は、大阪府下では数少ない自然の貴
重な地域として広く知られています。
府民はもとより、府外からも四季の
移り変わりを求めて、登山やハイキン
グ等に訪れます。
「枚岡自然と文化愛好会」は、生駒
山の四季と、そこに悠久の昔から鎮
まる枚岡神社の神事、行事を写真等
をもちいて記録に残し、我々の大切な
文化として、次の世代に伝えることを
目的としています。
会長 湊 守雄
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第17回枚岡自然と文化写真展 令和2年11月17日~23日
東大阪市民美術センターにて
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<シリーズ バックナンバー>
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写真提供:枚岡自然と文化愛好会
編集:楢よしき 校正:駒 SE:クニヒコ
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