|
2021年11月4日掲載 |
|
写真は「枚岡自然と文化愛好会」の提供です。オリジナル作品は
近鉄奈良線枚岡駅の両ホームの待合室に展示されています。 |
秋の深まりとともに、コロナウイルスの感染拡大にブレーキがかかってき
たようです。このまま新しい年を迎えたいものですね。さて、秋は錦秋(き
んしゅう)といわれるように、野山が美しく彩られる季節です。また、過ごし
やすい季節で、様々な行事やイベントもたくさん催されます。徐々にでも行
事が復活してくれることを祈ります。
index
|
|
|
紅葉の斎館
|
癒し クリック:拡大 |
秋が深まりました。みなさんのお住
いのあたりはどうですか。イチョウの
葉が黄色くなり、サクラも赤や黄に色
づいています。でも代表は、モミジで
しょうか。漢字で紅葉とかいてもみじ
と読ませるぐらいですから。
でも、古代は違っていたようです。
万葉集の柿本人麻呂の歌に
我が衣(ころも) 色取り染めむ 味酒(うまさけ)
三室(みむろ)の山は黄葉(もみぢ) しにけり
とあります。紅葉でなく黄葉だった
のですね。ともあれ、古代人の鑑賞の
対象で、癒しとなっていたようです。
|
|
お砂持ち (枚岡神社) |
参進 (枚岡神社) クリック:拡大 |
昨年の秋、枚岡神社の本殿
の修復が完了しました。平成
・令和の大造営の一環で、最
も重要な工事でした。その完
成を前に、お砂持ち行事がお
こなわれました。一般市民が
一握りの砂を運んで造営に参
加する象徴的な行事です。
コロナ対策をしながらでし
たが、秋の深まりとともに来
年は収束して欲しいもの。
|
|
上に戻る←クリック
|
② 秋の風物七五三
|
七五三 (枚岡神社) |
七五三 (枚岡神社) クリック:拡大 |
9月に入ると七五三詣りの姿が見
られるようになります。
秋が深まるにつれ、その数はだん
だん多くなっていきます。最近は歳や
性別にこだわらず、子どもの健やかな
成長を願う行事となってきました。
平安時代から続いてきたという七五
三の行事は、形を変えながら、親の子
に対する愛情によって連綿と引き継が
れていくでしょう。
名月をとってくれろと泣く子かな
小林一茶
|
|
|
上に戻る←クリック
|
③お笑い神事で冬
|
お笑い神事余興 (枚岡神社) |
コロナ退散ワッハ三笑 (枚岡神社) クリック:拡大
|
秋は、私たちの感覚では
11月いっぱいでしょう。
でも天文学上は、秋分か
ら冬至の前日までが秋。今
年の冬至は12月22日で、
前日の21日までが秋という
ことに。それにならえば、2
3日の注連縄掛神事(しめかけし
んじ)は秋の締めくくりで、冬
が始まるときの行事というこ
とになります。
|
|
神話への誘い (枚岡公園) クリック:拡大 |
注連縄掛神事は、お笑い神
事とも呼ばれ、最近はその名
が知られてきました。天の岩
戸神話で、岩屋に隠れた天照
大神を笑い声で誘い出した故
事にちなみます。夕刻から境
内の階段を舞台にして、天の
岩戸開き神事が行われます。
このあと新年はもうすぐです。
|
|
|
上に戻る←クリック
|
|
新会長 湊 守雄さん
|
写真提供:「枚岡自然と文化愛好会」
国定公園の指定を受ける生駒山麓
は、大阪府下では数少ない自然の貴
重な地域として広く知られています。
府民はもとより、府外からも四季の
移り変わりを求めて、登山やハイキン
グ等に訪れます。
「枚岡自然と文化愛好会」は、生駒
山の四季と、そこに悠久の昔から鎮
まる枚岡神社の神事、行事を写真等
をもちいて記録に残し、我々の大切な
文化として、次の世代に伝えることを
目的としています。
会長 湊 守雄
|
|
第17回枚岡自然と文化写真展 令和2年11月17日~23日
東大阪市民美術センターにて
|
|
|
<シリーズ バックナンバー>
|
上に戻る←クリック
|
写真提供:枚岡自然と文化愛好会
編集:楢よしき 校正:駒 SE:クニヒコ
|
↑上に戻る
|
|
ご意見・ご感想をお願いします。 一番下をクリック ↓ |
|
トップページに戻る |
|