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2022年7月31日掲載 |
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写真は「枚岡自然と文化愛好会」の提供です。オリジナル作品は
近鉄奈良線枚岡駅の両ホームの待合室に展示されています。 |
またもコロナのことを書かねばならない状況です。入院の病院が見つか
らず救急車の中で息を引き取るようなことが起きています。何よりも大事
な命が軽く扱われることがないよう強く願います。
さて、誰もが社会の中で人間らしく生きたいと願っています。この時社
会人として大切にしたい心構えがあるのではないでしょうか。それは自然
や他者への感謝の心であり、家族や周りのひとをいたわる心であり、他者
のための祈りの心ではないでしょうか。みなさんはどう思われますか?
9枚の写真から読み解いてみました。
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安楽きー
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松ぼっくり クリック:拡大
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ニチニチソウの可憐な花です。弱々
しく見えますが、花が咲く植物が世界
に現れたのは一億数千万年前とか。お
どろくほど長く繁栄しています。
左の写真も、ちっぽけな存在の松ぼ
っくり。でもこの松の仲間たちは花よ
りもさらに古くから登場しています。
恐竜時代を食の面で支えたといいま
すから、100万年の人類の歴史など
は足元にも及びません。
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お田植え祭 クリック:拡大 |
そして、植物たちは今の世界の生き
物たちの命の支えにもなっています。
世界に酸素を与え、食物連鎖の土台
となっています。人間は植物との付き
合いで文明を発展させてきました。
今は田植えを機械で行ないますが
写真のように心込めて一つ一つ手植え
すれば、稲や大地への感謝の念が一層
湧いてくるでしょう。 |
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②いたわる心
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鴨親子 |
思いといたわり クリック:拡大 |
鴨の親子の微笑ましいワンショット
です。親鴨が雛たちを慈しみいたわる
さまと、くつろぐ雛たちの安心感が伝
わってきます。
二枚目の写真からは、老いた親を子
がいたわるやさしい雰囲気がしみじみ
と伝わってきます。
今だけ、金だけ、自分だけの浅薄な
心は、これらの写真の前に恥ずかしく
て出てこられないでしょう。
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はれの日
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左の写真は結婚式でしょうか。友人
たちから祝福を受けているようです。
お二人がこれより、いわたりあい支
え合う生活を築かれるよう祈ります。
それにしても、いつまでも戦が治ま
らない世の中です。力対力の野蛮な文
明から、人同士が慈しみいたわり合う
文明へと進化しなければと痛感します。 |
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③祈りの心
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コロナ禍の神事 |
浄化のとき クリック:拡大
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コロナ禍の中でも神事は粛々と執り行
われます。でも新たな変異株の登場で先
が見えない状況です。非生物のウイルス
は、35億年前に誕生した生物と対のよ
うに現れたと考えられています。
想像もつかない大昔から存在してきた
ウイルスは、哺乳類が誕生する時にも影
響を与えたとも言われています。でも多
くはまだ解明されていません。
ウイルスしかり、天地で起きる現象は
科学がいくら発達しても未解明の部分が
絶えず残ります。人間の未知への祈りは
永遠に止むことはないでしょう。
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元気で育て クリック:拡大
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人々の祈りは千差万別に見えます。で
も、突き詰めていけば幸せを願うことに
尽きます。人々が具体的に何を祈ってお
られるかはうかがい知れません。
でも、「孫が元気で育ちますように」
と祈っておられるとしたら、また「コロ
ナが早く収まり皆が平穏に暮らせますよ
うに」と願っておられるとしたら、私た
ちの心にも響きます。共に祈りたい気持
ちになりませんか。
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新会長 湊 守雄さん
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写真提供:「枚岡自然と文化愛好会」
国定公園の指定を受ける生駒山麓
は、大阪府下では数少ない自然の貴
重な地域として広く知られています。
府民はもとより、府外からも四季の
移り変わりを求めて、登山やハイキン
グ等に訪れます。
「枚岡自然と文化愛好会」は、生駒
山の四季と、そこに悠久の昔から鎮
まる枚岡神社の神事、行事を写真等
をもちいて記録に残し、我々の大切な
文化として、次の世代に伝えることを
目的としています。
会長 湊 守雄
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第17回枚岡自然と文化写真展 令和2年11月17日~23日
東大阪市民美術センターにて
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<シリーズ バックナンバー>
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写真提供:枚岡自然と文化愛好会
編集:楢よしき R.山口 校正:葵 SE:クニヒコ
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