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2023年1月9日掲載 |
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写真は「枚岡自然と文化愛好会」の提供です。オリジナル作品は
近鉄奈良線枚岡駅の両ホームの待合室に展示されています。 |
明けましておめでとうございます。今日は9日で、すでに世間からは正月
気分が抜けています。昭和の時代は15日の松の内まで、正月の余韻が残っ
ていたものです。年々、社会の歯車が回る速度が早くなったようです。
しかし、温故知新と云います。進歩とは古いものを置き去りにしていくこ
とではないはずです。古くからの伝統を守る力も、進歩を支えているのでは
ないでしょうか。枚岡自然と文化愛好会に参加する写真家のみなさんの目を
通して、新たな魅力や価値を見い出していきたいものです。
index
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参進
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新年を迎える クリック:拡大 |
昨年、枚岡神社としては近
年最大の事業が無事に完成し
ました。平成・令和の大造営
がそれです。平成25年(20
13年)からの第一期工事で本
殿の修復がなりました。
引き続く第二期工事におい
て、摂社「若宮神社」の新築
復興などの工事で、大造営が
完了しました。 |
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祝詞奏上 (若宮神社 正遷座祭) |
神に祈る(若宮神社 正遷座祭) クリック:拡大 |
完成なりました若宮神社へ
の御神体のお引越し、正式に
は正遷座祭が昨年の5月21
日の夜中に執り行われました。
「オー」という警蹕(けいひつ)
の声が森に響き、厳かに神事
が進みました。
この神事をもって、平成・
令和の大造営が恙無く完了し
ました。 |
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②小正月の粥占神事
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粥占神事2 |
粥占神事2 |
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河内國一之宮枚岡神社では1月15日に小豆粥(あずきがゆ)を
炊き、一年の天候や農作物の豊凶を占う神事が行われます。 |
神事 粥占い1 |
これを粥占(かゆうら)神事と
呼び、府の民俗文化財にも指
定される貴重な行事です。
神事が行われるのは境内の
御竃殿(おかまでん)。小豆粥を
炊き、占木で天候を占う一部
を公開してくれます。
粥占の結果は占記(おきあげ)
として、粥占報賽祭(かゆうらほ
うさいさい)の後に参拝者に配ら
れます。
この、室町時代から続くと
いわれる古式ゆかしき神事を
目にできるのは幸運なこと。
代々の人々の願いを感じ取
れる機会です。
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神事 粥占い2
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神事 粥占い3
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顧問 湊 守雄
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写真提供:「枚岡自然と文化愛好会」
国定公園の指定を受ける生駒山麓
は、大阪府下では数少ない自然の貴
重な地域として広く知られています。
府民はもとより、府外からも四季の
移り変わりを求めて、登山やハイキン
グ等に訪れます。
「枚岡自然と文化愛好会」は、生駒
山の四季と、そこに悠久の昔から鎮
まる枚岡神社の神事、行事を写真等
をもちいて記録に残し、我々の大切な
文化として、次の世代に伝えることを
目的としています。
顧問 湊 守雄
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<シリーズ バックナンバー>
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写真提供:枚岡自然と文化愛好会
編集:楢よしき R.山口 校正:葵 SE:クニヒコ
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