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2023年9月15日掲載 |
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写真は「枚岡自然と文化愛好会」の提供です。オリジナル作品は
近鉄奈良線枚岡駅の両ホームの待合室に展示されています。 |
枚岡自然と文化愛好会に参加されている写真愛好家の方々のご厚意で
たくさんの写真を提供していただいています。そこには生駒山西麓のいろ
いろな風物が写し出されています。あらためてその豊かさに感じ入ります。
灯台下暗しといいます、いつも住んでいるところの良さは見え難いかも
しれません。写真を通して、私たちの街を再確認したいものです。
index
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①山麓の祈り
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「祈り」
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「燈明」 クリック:拡大
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太古、枚岡・日下の一帯に
は海岸線が間近に迫っていた
ようです。その証拠も残され
ています。河内湖の時代にな
っても、舟でやってきた人々
は、水際からそそり立つ生駒
山の威容に圧倒されたことで
しょう。神が宿る祈りの場と
して今に引き継がれます。
枚岡神社では夏の終わりに
燈明祭の神事が営々とおこな
われています。近年、越中八
尾おわら風の盆の踊りが奉納
されることとなり、華やかさ
を増しました。コロナで3年
間中断されましたが、今年
は復活しました。
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「静かな風の盆」 クリック:拡大
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再開された風の盆踊り奉納 写真:編集部 |
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②安寧を願う
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「なで鹿」 |
山麓には昔からのさまざまな歴史が刻まれています。
穏やかな時間が流れた時もあれば、戦乱に巻き込まれた
こともあったでしょう。 |
「えー不発弾」 クリック:拡大 |
山麓には先の戦争で投下さ
れた1トン爆弾の不発弾の残
骸が大事に残されています。
山麓は幸いにして集中的な
攻撃をうけませんでした。
しかし、人々は眼下の大阪
平野の街が、炎に包まれる恐
ろしい光景を目の当たりにし
ました。
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➂豊穣を祝う
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「抜穂祭」 |
「紅葉」 クリック:拡大 |
夏が過ぎ、山麓も稔りの秋
を迎えます。神社の御神田で
は、米を収穫する抜穂祭(ぬき
ほさい)がおこなわれます。
外気も穏やかになり紅葉も
きれいに色づきはじめます。 |
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「進め進め!」
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農耕の民の日本人の最大の関心事は秋の収穫でした。
収穫の喜びと神への感謝の気持ちが自然と湧いてきます。
この伝統が今の人々の身体に受け継がれているようです。 |
「奮闘」 クリック:拡大 |
枚岡神社では、10月15日
、最大の祭り秋郷祭が行われ
ます。待ちに待ったこの日は
老若男女がハイテンション。
重い太鼓台を担ぐときには
、普段は出せない力が不思議
にも湧いてきます。
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顧問 湊 守雄
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写真提供:「枚岡自然と文化愛好会」
国定公園の指定を受ける生駒山麓
は、大阪府下では数少ない自然の貴
重な地域として広く知られています。
府民はもとより、府外からも四季の
移り変わりを求めて、登山やハイキン
グ等に訪れます。
「枚岡自然と文化愛好会」は、生駒
山の四季と、そこに悠久の昔から鎮
まる枚岡神社の神事、行事を写真等
をもちいて記録に残し、我々の大切な
文化として、次の世代に伝えることを
目的としています。
顧問 湊 守雄
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<シリーズ バックナンバー>
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写真提供:枚岡自然と文化愛好会
編集:楢よしき R.山口 校正:葵 SE:クニヒコ
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